地震当日
孤立したかも?
車に避難して、少しずつ周りの状態を落ち着いて見る事が出来る様になりました。
隣の家の人が、私達の無事を確認して、しばらく話しました。Eさんは、正月だからとパチンコを行き、近くまで帰って来ても、道路がズタズタで、車がパンクして歩いて上がって来たそうです。私達の集落は、県道から1,5km程山道をクネクネ登った所にあります。
Uさんの親戚の方は、峠道で被災して、何キロか分かりませんが、山ひとつ越えて歩いて来られたそう…
道がズタズタで、もうどこにも行けない状態らしいです。我が家の周りは、まだマシな方です。家の前の道は、車が楽に行き違える2車線ですが、道路の両側3分の1辺りに手前側は、今までなかったヒビが入り、特に反対側は、大きな亀裂が入りそこから道路が傾いています。いつ、陥没しても不思議でなくて、危険です。県道まで降りてしまえば、何とかなりそうですが、はたして安全に行けるかどうか?これでは、ここに留まる方が安全だと、ダンナが判断しました。
男衆は、すぐに集まって、道路の状態次第で、何とかしようと話し合っています。
正月なので、各家動ける者が、普段より多くいたのも幸いでした。
幸いにも我が家には、古いですが、小型のユンボがあります。道路工事にはうってつけです。そして、近くには、実際に工事でよく目にする大型のユンボが、置かれてました。
所有者の会社社長に連絡したところ、
「どうぞ、自由に使って下さい」
と、快諾下さり、当日中に、とにかく車1台分の道を、県道まで通したそうです!
因みに、ユンボは、特殊車両の免許が必要ですが、それは心配ありません。ユンボを手足の様に扱う、先に挙げた会社の社員が、私達の集落にいます😆田舎の強みですよね。人数に埋もれてしまう都会よりも、何とか自力で対応出来る術を持っている感じです。
車中泊の準備
日が暮れる前に、私は崩壊する事なく無事な家の中から、食べ物を物色していました。腹が減ってはなんとやら〜と、手が伸ばせる範囲のお菓子やパン等…途中で余震があるのは、本当にキモが冷えました。
台所の惨状は、入るのを躊躇します。
持てるだけ持ち出して、車に戻りました。
次は毛布を。思いつく物を車に運びます。
まだ、この時は、電話が通じたので、私は親戚LINEグループに無事だけを伝えました。
介護福祉士の長女は、明日夜勤だそうですが、もちろん出勤不可能です。それを伝える連絡しようとするのですが、あちこち連絡しても、通じにくくなっていました。夜遅くなって、何とか伝えられました。
「あなたの無事が分かって良かった。こちらの人的被害はないから、来られる様になったら連絡して」と、施設から言われたそうです。
私は、明日お休み貰っていましたが、明後日(3日)は、出勤予定でした。私も福祉施設で仕事をしています。何とか会社に連絡したいのですが、どこにかけても、誰ひとり連絡出来ません。電池残量を気にしながら、夜になり、暫しの暗黒です。次女と連絡出来た事で、大きな心配事は解決したのだけが、好材料でした。
車中泊のあれこれ
実は、私、余計な物を車まで持って行き、結局家の中に戻した物もあります。
車中泊する時は、最低限の荷物にしないとダメですよ~。
それでも、寝る時に困った事は、シートベルトの受け口のでっぱりです。座布団でも構いません。何かお尻に敷く物を準備すると良いですよ。
燃料は、田舎なので町暮らしの方よりは、買い置きがあります。また、田んぼがある為に、軽油が農機具の中に残っていたりで、結構それで助かりました。
因みにダンナの車は、ガソリンではなく、軽油です。
それと、今では、ガソリン車から、ガソリンを抜く事が出来ない車があるそうです。人から聞いた時は、驚きました。軽油の車はどうか知りませんが、ガソリン車は、流用出来ない場合があるので、ご注意下さいね。
トイレ🚻問題ですが、これぞ、田舎の特権です💪
人目から離れた場所で、青空の元、大自然です✌️わんにゃんの仲間入りですよ~(数日間ですが)
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